1Q84 Book3を読んだ
壮絶なネタバレ注意
- 作者: 村上春樹
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2010/04/16
- メディア: ハードカバー
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- 牛河が主人公になるという発想は無かった!
- 牛河中心の話が存在することによって読者に新たな視点が生まれてきて、さらに面白くなってきた
- 再三出てくる偽のエネーチケーの行動が描いているものは昏睡中の父の意識なんだろうけど、登場人物(天吾、青豆、牛河)ごとの精神状態も影響しているのかな
- 天吾とふかえりの対比を牛河の視点からしていて、凡人と能力者の違いがわかる(天吾も神童だったんだけど)
- 天吾「何もできなった、フェアじゃなかった」と言っているが、ふかえりだけでは空気さなぎを書けなかった
- 天吾、父親、青豆、牛河、ふかえり、タマル、小松、安達クミ、それぞれの孤独意識と生まれ変わりを描いているし、それがまた面白い
- 1Q84年、猫の町との決別は、元の世界では全てを受け入れて元の世界に留まろうとする「前向きな保留」なんだろうか
- アカギ「奴は死ぬまで保留する・・・!」
- 続きはたぶん無いけど、続編があったら1QQQ年とかにしたらいいんじゃないかな
面白いのでみなさん是非Book1から読みましょう!
リトルピープルと教団について考えてもよく分からなかったけど、随所に現れる春樹節だけで満足できると思います!